運動習慣と食生活

メタボリック対策

メタボリック対策として掲げられている、「運動習慣の徹底」「食生活の改善」「禁煙」、これらは日々の心がけで充分に対策できる項目となっています。

 

毎日のちょっとした心がけで、将来に渡っての生活習慣病の予防となりますので、是非しっかりと実践していきましょう。

 

「適正体重」「運動習慣の基準」「食生活の基準」など、さまざまな指標をおぼえておく必要があります。

 

メタボリック対策のためには全ての数値を理解しておくことが大切です。

 

どのくらいの運動をしたらよいか?などの「運動」や「食生活」の目安となる数値は
・BMI<18.5…やせ

・BMI>25…肥満

 

メタボリック対策は買い物や通勤時 に一駅歩く、階段を使う、こまめに動くなど日常生活のちょっとした工夫と努力が、内臓脂肪の解消に役立ちます。

 

たったこれだけのことでも日々の積み重ねのおかげで、確実に内臓脂肪の燃焼につながっていきますよ^^

 

メタボリックシンドロームは過食、飽食などの食生活、運動不足などの長年の不健康な生活の蓄積が背景にあることが原因だと思われます。

 

皮肉にも、便利で豊かになった生活が不健康な生活習慣だった場合には、命を脅かしかねない病気の温床となっています。

 

最近は、内臓脂肪蓄積肥満の若年化も懸念されていますね。

 

メタボリックシンドロームに該当する人は、腹囲が男性で85cm以上、女性で90cm以上になると内臓脂肪面積が男女ともに100平方センチ以上あると推定され、健康上の危険領域に足を踏み込んだ状態といえましょう。


メタボ検診の指導方法

メタボ検診の名称の由来ともなっているメタボリックシンドロームですが、その普及率とは裏腹に、意味を誤解して覚えている人が多くなっています。
特に、メタボリックシンドローム=単に肥満を指すという考えが多いようですね。

でも、実際にはそうではないんですいよね〜^^;

 

メタボリックシンドロームって、内臓脂肪型肥満に加えて、高血糖、高血圧、高脂血症の中の2つ以上を合併した状態の事を指します。

 

肥満とそれに伴う不健康状態をメタボリックシンドロームというような訳なんです。
メタボ検診において血圧や血糖値を測るっていうのも、このメタボリックシンドロームを判断する為なんですよね。

 

高血糖や高血圧は、言うまでもなく単独でも十分に危険な状態ですよね?
でも、これらが複数に渡って合併している状態だと、動脈硬化性疾患の発生頻度が飛躍的に高まるんです。

 

最近ではメタボリックシンドロームという言葉がバラエティ番組などの影響もあって安易に使われがちなんですが、実際にはかなり恐ろしい病気なのです。

 

しかも、痛いなどの自覚症状がない為、あまり深刻に捉える人が多くないという事情もあり、近年では非常に軽く見られがちになっています。
メタボ検診は、そういった社会的事情に警鐘を鳴らすという意味でも期待されているのです。

 

メタボリックシンドロームは、非常に危険な病気です。その予兆があれば、直ぐにでも改善しないと取り返しの付かない事になることも?!?
しっかりと把握し、メタボ検診に臨むようにしましょうね。

 

メタボ検診とは、実際どういった検診を行うかという内容についてはあまり知られていませんよね?
会社や地域でセミナーなどの説明会を開いて内容の説明を行っている所もあるようですが、徹底とは程遠い状況です。

 

メタボ検診で検査するのは、腹囲、血圧、血糖値、コレステロール値の4項目なんです。
腹囲はお腹のサイズを測り、脂肪の量を大まかに把握するために検査します。

血圧は生活習慣病である高血圧の診断を行うために測定します。
血糖値も、糖尿病などの生活習慣病を診断する上で必要な指標なので測定します。

コレステロール値は肥満や動脈硬化などの病気を診断するため、そして食生活の乱れを判断する材料として検査を行います。

 

これらの項目で問題があると判断された場合には、医師や保健士、または管理栄養士といった専門家と面接をしてもらい、改善方法を一緒に検討するというようになります。

 

これまでの健康診断っていうのは、結果が出ても「病院に行ってください」という申告書を送付するのみで、強い勧告などはせず、個人に判断を委ねていましたが、このメタボ検診ではそこから更に一歩踏み込んだ健康診断を実施するという事になっちゃいます。

 

メタボ検診は、即命に関わるような病気を診断するものではありません。
それ故に、実際に数値を突き付けられても「まあ良いか」で済ませてしまう恐れがあります。

それをできる限り回避する為の処置と言えるでしょうね。