内臓脂肪と体型

メタボリック対策

メタボリック対策にとって、食事療法や運動をすることが大切な要素になってきます。

 

メタボリックシンドロームは、内臓脂肪の蓄積と、それを基盤としたインスリン抵抗性及び糖代謝異常、脂質代謝異常、高血圧を複数合併するマルチプルリスクファクター症候群で、動脈硬化になりやすい病態です。

 

メタボリックシンドロームは内臓脂肪が非常に問題になってきます。

 

小腸などの内臓の周囲に蓄積された内臓脂肪が怖いのは、動脈硬化を抑制する作用のあるアディポサイトカインという物質の正常な分泌を妨げることからなんですよね^^;

 

その結果、動脈硬化が進んだり、糖・脂質代謝異常、高血圧になり、やがて重篤な心血管疾患等をひきおこてしまうんです。

 

メタボリック対策のためには運動習慣の徹底ということは不可欠になってきます。

 

運動習慣の基準ってどんなの?
・日常生活における歩数(1日当たり) 男性9200歩以上 女性8300歩以上

・運動の習慣化  1回30分以上の運動を週2回

 

メタボリック対策には内臓脂肪を燃焼させることが一番の目的ともいえます。

 

内臓脂肪を減らすのって意外とカンタンだったりします。

 

ようは、余分な脂肪は燃焼させればいいわけなんですから・・・ それができなって?(笑)

 

うれしいことに、内臓脂肪って「運動」すれば、確実に燃焼します。

 

蓄積してしまった内臓脂肪は運動で少しずつ消費し、食べ過ぎたときは、その分のカロリーを溜め込まないように小まめに身体を動かすように心掛けるといいでしょう。

 

メタボリック対策は大人だけじゃなく 今や子供までの全世代に渡って、気をつけていかないといけない最優先課題ともいえるようになってきました。

 

年齢を問わず日ごろからの健康管理に気を配ることがもっとも大切ですね^^

 

メタボリックシンドロームの診断基準は、腹囲が男性で85センチ以上、女性で90センチ以上であることが、メタボリックシンドロームの条件となります。

 

メタボなのかのどうかのチェックの具体的数値っていうのは、
@脂質が中性脂肪150mg/d?以上、またはHDLコレステロール40mg/d?未満の人。

A空腹時血糖が110mg/d?以上の人。
B収縮時血圧(上の血圧)が130mmHg以上、または拡張期血圧(下の血圧)が85mmHg以上。

 

この@からBまでのうち2つ以上が当てはまる場合にメタボリックシンドロームと診断されることでしょう><


メタボ検診の有効な利用法

人間のオリジナルパーソナリティを構成する中には、体型という項目は非常に大きなウエイトを占めますよね。

 

それは一つの個性であり、人間にとって、社会人にとって、あるいは生命そのものにとっての表現方法であり、それは表現の自由によって法律でも許されている部分だと思われます。

 

今回のメタボ検診の義務化は、それに抵触するのでは? という声も挙がっているんですよね。

 

どういうことかと言うと、体型を自由に保つ事を妨害することになるのではないか?、ってうことです。

 

デブが好きって人も中にはいるってコトなんですよね(笑)

 

実際、メタボ検診によって検査する項目には腹囲が含まれています。

 

血圧や血糖値のように、明らかに健康面に特化した項目ではなく、体型の根源ともなる部分であり、ここの検査を行うというのは表現の自由的にどうなの? 
と疑問視する人がいるのは決しておかしなことではありません。指摘されて傷つく人もいるでしょうし・・・

 

誤解の多い部分に対して説明してみたいと思います。

 

メタボ検診による検査項目は、腹囲、血圧、血糖値、コレステロール値の4つですが、この中の腹囲だけが基準値を超えていても、指導を受けることはないんですよね。

 

メタボ検診で指導を受ける対象っていうのは、腹囲およびBMIの基準値をオーバーし、なおかつ他の項目で一つ以上引っかかった場合のみなんです。

 

なので、お腹が出ていたとしても、血糖値や血圧、コレステロール値が正常なら、後で別個に注意を受けることはないというわけです。

 

人によっては、腹囲の数値だけを見ていろいろだ言う医師がいるかもしれません^^;

 

もしそういう医師がいたら、それは表現の自由に対する冒涜ですよね?

 

できれば、医師の方々にはしっかりその点を注意した上で指導をしてもらいたいものですよね〜